2月に入って「”枠にハマっている人”ってどんな人だろう?」という質問を、いろんな社会人、学生組織のもと幹部達、現学生組織のメンバーなどに話を聞いているのですが、ちょっと答えが視えてきたような気がするのでシェアしてみます。
枠にハマってる思考をしてる人の傾向。
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電車で寝転がる人 |
1.「普通」「当然」”こう考える””こうするでしょ”っていう発言をする。
→大丈夫、それを「普通」思うのは君だけだから(笑
これがすると何がまずいのか。自分が思っていることを「普通」と感じて止まない人は、環境に自分を合わせるのが苦手です。正確には、「おまえの考え方はおかしいから、変えろ!」ということになりかねません。これはユーザーや顧客のことが「分からない人」そのものを表しています。こういう考え方にならない為には、相手のバックグラウンドを知ることが大事です。何故そう考えるのか、何をしていてそれに気付いたのか。そこに意識的に注目していく訓練が必要かもしれません。
あとは、こういう思考をする人の特徴のような気がしているのは、誰かに創られた”競争軸”の上で生きているということです。「偏差値」「業務成績」もちろん大事ですが、それだけではない。それだけで人は判断してはいけないんですよね。
あと、こういう人はみすみす”様々なチャンスを逃しているような気がしています”(ここは本当かどうかわからないけど、「相談したいと思えない人」に周りからは写っていると思うので、そういう観点からはチャンスを逃す人です)
2.共感重視の対話ができず、自分の意見を「ストレート」にしか述べれない。
→「相手の気づき」を殺さないようにもう少し自分を抑えて、表現力つけてみようか(笑
これは”表現”の問題ですね。「相手の気づき」を「いや、それ当然だから」と返すのは簡単ですよね。でも、それをされたときの相手の気持ちはどうでしょうか?簡単に言えば、その人と一緒にいても楽しくないなとなります。
これでは、誰かと何かを「協創」はできないし、もし新しいものを生み出しても、あの人は「拾ってくれないからまあいいや」という事になっていまいます。これがどんどん積み重なっていくと、それは悪いスパイラルになります。あの人といるとネガティブになる。おもしろくない、一緒にいたくない。そうなってしまいますよね。だから、積極的に拾うとか、相手の言っていることを自分は分かっていますよ!ということを「表現を変えて、確認する」こういうちょっとした行為で相手は自分を、”この人はわかってくれるんだな”と思ってくれます。
(これに僕が気付いたのは、大学2年生の夏の終わりです。「彼女のいない僕(笑)」が先輩と話していたときでした。この意見に行き着くまでには、もう少したくさんの人と経緯もあるのですが、きっかけを与えてくれたのはKBCの先輩と、慶應のOBの皆さん。感謝しています。ありがとうございます。
「お前の言葉は切れ味がいい、「言葉は刀」。切りまくれば、切れ味は悪くなる。「ここ」というとき以外では出しては行けない。まず相手の言っていることの真意を理解して、本当にまずい場合だけ刀を出せ。そしてだいたいの意見は間違っていても修正は利くものだ。もし、その修正案がなければ自分の力不足を恥じた方が良い。常に、新しいものを提案する側に回り、相手の意見の良いところを見つけのばす。いらないところを削ぎ落す。そういう考え方を身につければもっと成長できるよ」。そして、これを通して学んだのは気付かせてくれる誰かの存在の大事さです。)
3.自分が最初の意見は述べず、人の意見に上から言いたい放題言う。
→最初の意見書く人のこと考えようか。彼らは別にたたいて欲しいわけではないと思いますよ。(これってまさに、日本社会。出る杭は打たれる)
こういうビジネスアイデアを思いついた、こういう洞察を得た!というのを積極的に発信できる人が世の中にはいます。結構、希有な人々かもしれません。なぜか。
それは自分の意見に自信があるからではないのです。「自分の意見を発信する」のは僕の場合「もっと、良くして欲しい」という想いが有るからですし、「もし、こういう洞察を得てない人がいれば、得て欲しいな!」なんて思って発信するわけです。なにも「おれすげぇだろ」とは思ってません。でも、不思議なことにその意見に対して、「それ普通じゃね」とか広がらない意見を言う人や、「こういうことだから、それは違うので、やめた方が良いです」としか書かない人がいます。特に後者を書かれたらどうすればいいんですか、「別の方法は??」「代替案ないのに批判してるんですか…それ、自己満足なら迷惑だなぁ」なんて思うんですよね。
あと、そういう人の特徴は、まぁ僕が昔そういう人だったので何となくわかりますが「情報を人に与えることを嫌う。自分が負けるような気がする」とか「知らなかった人を、心の中でバカにしている」というところがあります。でも、それ相手に伝わってるので気をつけた方が良いですよ。(人は自分を映す鏡です)
つらつらと書いてしまって、実はまだ自分の中で”これだ”っていうのは視えてないんですが、できればこれをうまくまとめていきたいなぁって思っています。(あるプロジェクトの一環でもあります)。皆さんの智慧を是非貸してください。こういう”枠を破る”っていうことに興味があってお話を聞かせてくれる人がいれば(思考の枠を破るみたいなことを研究してますっていう人とか)、あと”枠を破ったような気がした経験”がある人でその経験を話してくれるなんていう人がいれば是非連絡をください。あと”私、枠にハマっているような気がするんです”っていう違和感を持っている人も是非話を聞きたいと思っています。よろしく御願いします!
連絡先:tomoshige.nakamura@gmail.com
P.S.
ちなみに明日も打ち合わせのときにこの話をヒアリングしようと思っています。
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