2012年2月24日金曜日

戦略的に自分の強さを創る#1


自分の強さに気付くことの大事さ...これは”枠”を飛び出る大きな一歩です。もっと正確に言えば、新しい競争軸を生み出すことの大事さという方が正しいかもしれません。組織において、学校において、人は競争に晒されています。ですが、そのとき”仕事成果”測る軸を、なぜか「自分そのもの」を測る軸と混同してしまい、自分の業績が悪いことに自己嫌悪になってしまいます。ひどい人では、「自分の存在価値まで否定してしまう」なんていうことになり、引きこもりや鬱病になってしまいます。これは、ある意味、集団で生きていることの弊害です。集団への同化は、自分自身の価値判断基準を組織に委ねることとも解釈できるからです。

 こういう、「自分に価値がない」と思ったときに、投げかけて欲しいことは「本当にあなたを測る軸」はそれ一本なんでしょうか?っていう疑問です。組織における「自分を測る」軸は限定数かも知れませんが、社会、生活におけるあなたの競争軸は間違いなく無数に有ります。その中から、あなたが絶対的に「自信」のあるものを見つけて、自分の競争軸にすればいいのです。そうすると、不思議なことに一種の”安心感”を得ることができます。この安心感は「精神安定への安心感」だけでは有りません。「挑戦への意欲」をかき立てます。

 これは、単純な理由だと思います。「独自の競争軸」を生み出すこととは、自分にその才覚があることを認めることを意味します。しかも、その競争軸で勝負する人は自分以外には存在しないということが、なんとなくわかるでしょう。すると、一つ「何もしなくても、誰にでも勝てる分野」というのが自分の中で独自の体系で出来上がるわけです。そうなれば、その「安定感」こそが、一種の「挑戦する勇気のリスクヘッジ」となるわけです。こうやって、自分自身の競争軸を生み出すことで「自らの挑戦を後押しすることができるのです」

では、その新規の軸はどうやって見つけるんでしょうか?
結論だけ先に書いておきます。(この先は、明日ぐらいに書こうかと…)
・「なんで、そんなことやってるの」と疑問視される分野にある
→その人には理解できない価値基準で動いている
・「こういうところ、すごいと思う」と誰かから指摘される分野である
→客観的に素敵な部分は強みになる可能性を秘める
・スキル(物理的)を必要とせず、誰にでもできそうなこと(飲み会幹事など)をよくまかされたりする
→あなたの「安定感をもって成果を出せる」部分を教えてくれている。
・自分ではわからないが、迷惑がられていそうな分野にある
→社会人との接し方が、適当で一般的に失礼にあたる(でも、実はそれが好みの社会人がいたりする事実)

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