久々に2日続けて書いてみようと思います。
一昨日、「Next Leaders Cafe」というイベントに参加してきました。
基本はダイアログで、毎回学生30名前後が集まって開催されています。
ここに来る学生は面白くて、なんだろう、
なんというか独自性が高いというか
キャラが濃い感じがするんですよね。
だから、お気に入りのイベントの1つです。
で、今回のテーマは「理想のチーム」ってなんだろう?
っていうことだったんですが、これは難しいテーマ持ってきたなぁという印象を受けてました。
でも、このテーマは僕の中では色々チーム組成に失敗してきた過去があるので
その経験を話そうというのと、みんなはどう思ってるんだろう?
っていうのを聞きたいなぁと思って参加したんです。
詳しい内容は省くんですけど、一番印象的だったのは
最も素晴らしいチームには「ルール存在しない」ということだったかなと。
みんなは「役割分担ができていること」っていうんだけど、
それをひっくり返したものが、最高のチームっていうのは
面白い気づきだなぁと思っていました。
でも、とても印象的だったのは、やっぱりみんな僕と同じように悩んでるんだってこと。
そういうところは一緒で、物理的距離とか、コミュニケーション方法とか色んな部分で
深く悩んでるなぁという印象です。
あとは、意外とみんな「ミッションとか、気にしてないんだ」なぁってこと。
僕は、学生団体で大事にしてきたものが「ミッション」と「ビジョン」だったからかもしれないけど、
組織の「ミッション」とか「ビジョン」が共有できていることをあげる人が
少なかったのが印象的だったんですよね。
今年に入って、色んな組織に関わらせてもらっているけど、
一番印象的なのは、「ミッション」と「ビジョン」がない組織があまりにも多いこと。
名前は出さないけど、歴史ある組織でも「ミッション」を貫き続ける組織は存在してないなと。
だから、僕は過去に自分がいたミッションこそ全てっていう信念を持ってる
KBCっていう組織みたいなのは当たり前だと思ったけど、
意外に、当たり前じゃないんだということを改めて認識した会でした。
でも、もう少しミッションとビジョンについては書いてみたい。
ミッションやビジョンを大事にする文化っていうのは、
実は比較的新しくて古い気がしているんですよ。
いや正確には、戦後間もなくはあったはず。日本がボロボロになって、
復興していくときにどんな日本にしたいかという議論は間違いなく起こっていたはずだし、
そして、その原動力で様々な物事がすごいスピードで動いたんじゃないかと思うんですね。
その時代を生きていないので何とも言えないんだけど。
その後、状況は一変し、戦後の高度経済成長は「ミッション」や「ビジョン」型の経営というよりも
いかにして収益を上げるか。拡大するのかということに焦点が当たっていて、
その過程でたくさんの「社会的存在意義」みたいなのはどんどん消えていった。
それが、多分2000年後半ぐらいまで続いて来てた。
でも、今になって東日本大震災や、環境問題や、経済的な問題があって、
今のままじゃダメだってなってるんですよね。
だからそこで、新しい日本の未来を描こうってなったんだけど、
ミッションを大事にする世界で生きてきてない人が多過ぎて、
結局、社会の未来を見通すことができなくなってるような気がする。
その原因の大きな理由の1つが「責任転嫁の姿勢」にあると思うんですよね。
こういう話をすると絶対「教育の責任」だという人も出てくるし、
「家庭の責任」だという人も出てくるんですよね。
更に、いつも結論は出なくて、責任転嫁をし続けて問題自体が浮いたまま残るんです。
結局、みんな今の状況が良ければ、自分が頑張ったお陰だって言われたいし、
今の状況が悪ければ、自分には何の責任もない。
僕は頑張ったって言いたいんだと思うんですよ。
だって、不良品が出たらどの部署の責任だ?って言う話になって、
そして、特定の部署を総攻撃して、その部署が全責任を追って解決する。
でも、また同じことが起こる。
それは、「起こった問題」はあいつのせいだと言った結果ですよね。
そうやって負のスパイラルが回転するんです。
つまり、僕らは普段生きながら「過去」しか見れていないんですよね。
過去のことに、とてもうるさいんです。まずは、自分が助かる術を考えてしまう。
「責任転嫁」っていうのは、「過去へのベクトル」です。
じゃあ、チームの軸を「未来へ向ける」ためにはどうすればいいんでしょう?
答えは簡単でした。でも、覚悟がないとできません。
「自分で全て責任を取る」という姿勢を貫くことです。
問題が起これば、全てを自分ごとのように捉えられるのか。
他の部署の進行が遅ければ、その部署をココロからサポートできるか。
自分の部署が遅ければ、自分に何が足りないのか明らかにできるか。
そして、足りない「自分」を受け止められるか。
それだけなんですよね。
「新しいことを始めるのが怖い」理由ってそこにあるんですよ。
言い出しっぺ、創始者は絶対に責任を取らないといけないんです。
それって、とっても怖いことですよね。
でも、未来へ向かうためには、「自分で責任を取らないといけない」んです。
そして、それが「ミッション」を創る行為そのものであるし、
「ミッション」を貫く行為そのものなんですよ。
理想のチームとはっていう問いの答えになるかは分かりませんが、
少なくとも、組織がこれまで、そしてこれから行うことへ(つまりミッションへ)
責任をすべて「自分」で負う覚悟がある人間が集まったチームっていうのが
最高のチームなんだと思います。
つまり、誰かがうまくいかないと自分の責任になります。
そこに相手・自分という概念はないかもしれません。
チームという1つのまとまりが存在するだけになるのかも。
そうなれば、役割分担は自然に決まりますね。
いや、正確には文脈によってはいかようにも自分の役割を変えることができます。
ポジションは流動的で、必要なことを必要な人間が行い、そして行った人間は祝福される。
こういう組織は進むスピードが違い、周りに集まってくる人も違う
そして、チームが大きくなって、組織になり文化が築かれていくんです。
そういう組織は、どんな大きさになっても強く、そして未来を見ているからこそ創造的です。
そして、新しいことを始める人を後押しし、リスクの取り方を教える組織になるでしょう。
何とも取り留めのない文章になっちゃいましたけど。
これが、理想のチームとは?っていうのに対する自分なりの答えですね
そして、僕は今いるGOBをそういう人が集まっている場所だと信じていますし、
これからも信じてやっていくつもりです。
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