2012年11月27日火曜日

たった1つの決断。


私たちがある場所で、あるときに下した決断は、その後の未来を大きく変えてしまう。それは、最初は小さな一歩だ、本当に目に見えないぐらい小さな、小さな変化だ。でも、長い目で見れば、大きな変化の起点になっていることがある。

僕にとって、今思えば大きな決断をしたのは、2012年2月23日だった。2人の社会人から、GOB-Labという組織の代表を務めないかと言われたときに、なにかピンと来るものを感じて、二つ返事で「はい、やります」と言った瞬間だったように思う。

最初、僕は「やってみるか」ぐらいだった。そして、何か変わることもなく、小さなカフェぐらい開けるようになればいいんじゃないかと思っていたというのが正直なところ。日本を変えようとか色々話していたが、全く実感も湧かなかった。でもその瞬間、確かに僕と社会の未来の形は変わっていたんだと思う。もちろんそのときは何も気づいてはいない。

今その決断から、9ヶ月経ってみて、見えている世界は全く違う。知らない間に、未来を創ろう(いや、創れる)と思っている自分がいたりする。そして、カフェぐらいと思って東京から始まったこの活動は、意識しないうちに大阪、そして名古屋へ広がって、想いを様々な地理的距離さえ越えて共有している。あの決断をして、僕はここに立って40人の素晴らしい仲間と、40人の未来の一部を担うようになっている。そして、大切なことはそれはたった1つの選択から始まったということだ。

もし、この機会に恵まれていなかったら、きっと僕は今頃「普通の大学生」に戻ってしまっていただろう。普通に授業を受け、単位を取って、卒業して、会社に就職してと真っ当な道を歩んでいたんだと思う。でも、運命はそういう風にはさせてくれなかった。目の前に来た選択をただ取って、覚悟を決めただけで、こんなに描き出す世界は変わるんだと実感した。

もし、みんなが何かを目の前にして、それが例えイベントであれ、留学のチャンスであれ、どんなものであれ、その選択を見たときに「どう決断するのか」が未来を決めると僕は今だから断言できる。そうやって、小さな決定が積み重なって未来ができているんだと思ったとき、今いる一瞬一瞬がどれだけ大切なことなのかを再認識する。

未来は予想を遥かに越えていく。
自分次第で、想像したこともない素晴らしい場所変わる。
そしてそれは、あなたが今から行うたった1つの選択から生まれるんだ。